新型コロナウイルスによるパンデミック後、技術、場所、マッチングサービスが進展しています。
こうしたマッチングサービスや新しいサービスでは人と人とをつなぐことができ、離れていても人を通じて充実したサービスを受けることができるのです。
この記事ではそんな今までにないマッチングサービスや新しいサービスを紹介していきます。
- ビジネスのアイディアを吸収したい方
- 人を繋ぐサービスの事例を知りたい方
これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めば人と人を繋ぐ新しいサービスについて丸わかりですよ。
THE CAMPUS :オフィスをパブリックエリアに
THE CAMPUS はコクヨ株式会社が運営する「働く・暮らす」の実験場です。オフィスビルだった建物の一部を開放し、誰でも自由に利用できるパブリックエリアを提供しています。
品川駅港南口から徒歩3分のこのパブリックエリアはラウンジや公園、ショップ、コーヒースタンドなどが併設されていて、親しい仲間と話し合ったり、ゆったりと過ごせる環境を通して、多様で豊な混ざり合いを生み出します。
新型コロナウイルスによるパンデミックで、オフィスワークのみの時代から在宅ワークを選べるなど働き方が多様化しています。その中で、自分らしい働き方や生きがいを再発見するためにTHE CAMPUSは誕生しました。
「みんなのワーク&ライフ解放区」をコンセプトに、「はたらく」「まなぶ」「くらす」をより創造性豊かに実りあるものになるようコクヨならではの価値創造に取り組むという考え方を体現しています。
オフィスの多くが外部に対して閉鎖的な空間となっていますが、THE CAMPUSはパブリックスペースが街に開かれていることで、THE CAMPUSがこの街の中心のような存在になっています。
THE CAMPUSは地域づくりの一つのモデルケースとなるかもしれません。
分身ロボットカフェDAWN:障がい者の新しい職業支援の形
分身ロボットカフェDAWNは株式会社オリィ研究所が運営する、ロボットカフェです。外出困難者である従業員が遠隔操作し、サービスを提供しています。
外出困難者である従業員は分身ロボット「OriHime」を遠隔操作し、ウェイターやバリスタの業務を担います。
例え寝たきりになっても会いたい人と会えて、仲間と共に働き自分らしく生きられる社会を目指して作られたこのカフェは、障がい者や移動制約がある人にとって新しい社会参加の形を実現しています。
2023年5月にはリニューアルも行い、従来のカフェの機能を継承しつつ、より幅広い接客サービスを展開しています。
具体的には、料理の配膳、バーカウンター、テレバリスタの新サービス、他にも大学とも連携し、メタバース空間やロボットアームを使った接客に挑戦するなど食事以外の領域にも挑戦しています。
Fora:旅行者と地域特化アドバイザーとのマッチングサービス
Foraはニューヨークを拠点としているオンライン旅行代理店で、2021年にスタートしました。
これまでのオンライン旅行サイトは自分で作った旅行工程に必要な、航空券やホテルなどの手配がメインでしたが、Foraではその国や地域に詳しい旅行アドバイザーと旅行者をマッチングさせるサービスです。
アドバイザーは顧客の要望を聞きつつ、自分の知識を提供しより充実した旅行を作れるようにサポートします。
新型コロナウイルスの流行により、入国条件の制約など旅行は今までよりも複雑化するようになりました。そんな煩雑な条件下で、その国や地域に詳しいアドバイザーを提供することで旅をより充実化させることができるのです。
アドバイザーの数も増加していて、約1年の間に登録済みのアドバイザーは30カ国以上に住む500人以上、現在トレーニング中が約500人にも及ぶそうです。
さらに、申込済みで、トレーニング・登録を待つ人は4万人を超えているとのこと。
まとめ
いかがでしたでしょうか。本日は人と人を繋ぐ新しいサービスについて紹介していきました。
使われていないオフィスをパブリックスペースに転換するTHE CAMPUS、障がい者とカスタマーをロボットで繋ぐ分身ロボットカフェDAWN、旅行者と地域特化アドバイザーとのマッチングサービスForaなど様々な形で人との繋がりが誕生していました。
いくら技術が向上していても重要なのはやはり人です。人との繋がりを目指したサービスはこれからも引き続き注目を浴びるに違いないでしょう。