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デザイン思考の力【5つの企業が示す成功事例】

経済産業省と特許庁による「デザイン経営宣言」が発表されてから、デザイン思考がより注目をされるようになりました。

そして、デザイン思考を用いてプロダクト開発(UI/UX)を行う企業や、それを支援する企業もまた増えてきています。

今回はそんなデザイン思考を活用している企業を5つご紹介していきたいと思います。

  • デザイン経営、デザイン思考に興味がある方
  • デザインの力で他社と差別化をしたい方
  • ユーザーの要望に沿ったプロダクト作りをしたい方

これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばデザイン経営がどのように行われているのか、どういう企業がデザイン思考を活用しているのかなど丸わかりですよ。

パナソニックホールディングス

パナソニックホールディングスはくらしに密着した製品で「次世代の定着」を目指しデザイン経営を行なっています。

技術は積み上げていくものである一方、デザインは未来を予見するものとし、デザイナーは移り変わりの早い価値観の変化を読み取っていく存在であるとしています。

デザインチームがファシリテーターとなって事業部門ごとに未来のビジョンを構想し、現状を踏まえて今後のあるべき姿への長期戦略を描いていきます。

さらにパナソニックでは、クラウドファンディングを模した個性的な手法を取り入れています。先行販売の初回はあえて200台に限定し、実際に使ってみた消費者の感想をもとに改良してリリースしているのです。

富士通デザインセンター

富士通デザインセンターとは、これまでの製品開発で培った経験とデザイン思考を活かしてUX起点の総合デザインサービスを提供する富士通のデザイン部門です。

DX企業として複雑に絡み合った課題を人の体験に着目し、仮説をたて検証しながら改善するためにデザインの力を活用しています。

インハウスデザイン組織として、より複雑化する社会課題に対して、企業の枠を超え異種業種とのエコシステムを形成。多様なクリエイティビティの力で課題を解決する存在を目指しています。

2001年7月には古川電気工業株式会社の研究開発本部とエクスペリエンスデザイン部による、先端技術開発の共創プロジェクトも始動させています。

このプロジェクトは新たに取り組んでいるポリマー材料に関する新技術の利用シーンをデザイン思考のアプローチで導き出すことを目的としています。

日本デザインセンター

日本デザインセンターとは本質を見極め、可視化する「VISUALIZE」を掲げ、EXPERIENCE JAPAN PICTOGRAMSなどのデザインを手段としたクリエイティブ力の高いプロダクトをデザイン思考で実現する組織です。

EXPERIENCE JAPAN PICTOGRAMSは日本観光を楽しむすべての人に向けられて作られた無償のピクトグラムです。

「二度目の日本」をテーマに従来のピクトグラムよりも日本の体験を一歩深く掘り下げた独自性のあるデザインが特徴です。

ネットイヤーグループ

ネットイヤーグループは「ビジネスの未来をデジタルで創る。ビジネスの未来をユーザーと創る。〜ユーザーエクスペリエンスからすべてが始まる。〜」をミッションに20年以上に渡りUX を用いた企業のマーケティング支援を行う組織です。

徹底したユーザー目線とデジタルテクノロジーを駆使し、デジタルマーケティングに関するコンサルティング、デジタルコンテンツの企画制作、システム開発、マーケティングツール導入(MA・DMP)など幅広い業務を行なっています。

UXデザイナー以外の職種の人にもクライアントの課題解決に向けたデザイン提案の環境を身につけてもらうべく、UXデザインの基礎知識を社員全員が学べる社内教育制度を取り入れています。

コルテクネ

コルテクネとは未来志向のチームワークで顧客感動を追求するwebアプリケーション開発会社です。

利用者視点、汎用性・拡張性のあるサービス作り、システムではなくサービスを作るなどといった考えをもとに、利用者の本質的なニーズに基づくUX、直感的で使いやすいUIを生み出しています。

コルテクネのUI /UX開発のプロセスは以下のように行われるそうです。

  • オブジェクトベースのインターフェース設計
  • 利用者の本質的なニーズに基づくUXデザイン
  • Webユニバーサルデザインを取り入れたデザイン

クライアントとのone team化を意識し、ユーザーファースト視点に立ったサービスを提供しています。

まとめ

いかがでしたか。本日はデザイン思考を用いてプロダクト開発を行う企業を5社紹介していきました。

どの会社もユーザー視点に立って、ニーズを引き出し、そこからプロダクトを生み出していましたね。

技術力だけでは他社との差別化がしづらい今、ユーザー視点に立ってサービスを提供するデザイン思考は重要なものとなっています。

ぜひデザイン思考を取り入れてみてはいかがでしょうか。