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デザインの力で既存プロダクトを改善する企業とは

既存のプロダクトのデメリットをデザインの力で改善している企業が存在します。

デザインはユーザーのニーズや不満を解決するものです。この記事では、そのデザインの力を最大限に活用し、成功している企業をご紹介していきたいと思います。

  • デザインでビジネスを最大化したい方
  • デザイン経営に興味がある方
  • 既存のプロダクトをどうアップデートしていこうか迷っている方

これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばデザインを活用して既存のプロダクトをアップデートしている企業の事例が丸わかりですよ。

【Samsung】iPhone上でUIや一部のアプリを体験できるサービスをスタート

SamsungはiPhone上でもGalaxy端末で採用されているUIや一部のアプリを体験できるようにしました。

iPhoneのSafariからitest.nzにアクセスをし、そのサイトをホーム画面に追加。ホーム画面から起動することで使用が可能になります。

これは「iTest」と呼ばれるもので、MessageやUIやテーマを変更する「Galaxy Themes」、ヘルスケアアプリ「Samsung Health」がどんなものなのかなど体験が可能です。

「iTest」はニュージーランドでのプロモーションとして誕生していますが、宣伝効果があるだけでなく、Samsungに機種変更をしようとしているユーザーにとっても大きな効果を発揮するでしょう。

従来iPhoneユーザーはiPhoneを好んで使う傾向があり、機種を新しくしたとしてもiPhoneを利用し続けるユーザーが一定数いました。

「Android(Galaxy)に興味があるけど、iPhoneに慣れてしまっていて使いこなせるか不安」などと考えているユーザーは今回の「iTest」を利用することで機種変更へのアプローチがしやすくなることが期待できます。

Apple関連メディアのMacRumorsは「iTest」に関して、「iPhoneユーザーを引き付けるためにSamsungが行った最も野心的な試み」と称賛しています。

【Netflix】UIのアップデートでより深い没入体験を

 

Netflixは2023年1月にiPhone向けのアプリを更新し、バージョンのアップデートを行いました。バグの修正とパフォーマンスの改善のほか、UIを変更しています。

具体的には作品の概要やエピソードを選択する画面にワンタップで入ることができるようになったほか、作品のサムネイルをタップした際にアニメーションを追加できるようにしています。

アニメーションは動画途中でもキャンセルできるようになっているため、間違えてタップした場合も画面の移動を待たずに下の画面に戻すことができます。

その他、スマートフォンの傾斜具合に応じて揺らめくカードや磨りガラス効果が取り入れられたタブバーなどが追加されました。特に、滑らかなジェスチャーやモーションによる直感的な操作感により、より深い没入体験が期待できます。

デザインによって得られるメリット

ユーザーのニーズや不満を解決できる

既存プロダクトの改善に関して、2社の事例をご紹介していきました。どちらもデザインの力を活用して、プロダクトの改善、サービスの充実化を図っていましたね。

こうした顧客のニーズや不満を吸収して改善・修正していくことはデザインにおいて非常に重要な要素です。

デザインと聞いて、単に視覚的におしゃれでかっこいいものを作れば良いと思う方もいるかもしれませんがそうではありません。

どの企業も高い技術力を持ちプロダクトにおけるブランドの差別化が計りづらくなっている今、ユーザーのニーズに合わせて機能性を備えたプロダクト開発を行うことが重要です。

こうしたデザイン活動により、顧客満足度を向上させていくことが可能になるのです。

ブランド価値の向上

デザイン経営を取り入れることで、企業のブランド価値を高めることができます。

デザインによって、製品やサービスのイメージを向上させ、顧客からの信頼を得ることができます。また、ブランドの認知度を高めることができるため、市場シェアを拡大することができます。

まとめ

いかがでしたか。本日は既存のプロダクトをデザインによってアップデートしている企業について、2社の事例をご紹介しました。

SamsungはiPhoneユーザーだけどGalaxyに乗り換えたい顧客に向けたサービスを展開。

NetflixはUIの改善により見やすさ使いやすさの改善だけでなく、没入体験を提供し、潜在顧客にアプローチしていましたね。

デザインはユーザーの不満やニーズを汲み取り、改善していくための非常に重要なツールです。

ぜひ経営にデザインを取り入れて、顧客満足度の向上やブランド価値の向上を図ってみてはいかがでしょうか。